top of page

DIP造影検​・・・泌尿器(尿路系)系の検査

 

DIP : 点滴注入腎盂造影法  Drip Infusion Pyelography

 腎臓の機能と形態を調べるためのX線撮影の検査です。撮影する範囲は腎臓から膀胱を含む範囲です。検査のための準備としては検査前の絶食絶水が必要です(午前中の検査なら朝食を、午後の検査なら昼食を抜きます)。
 便秘症の場合には浣腸などを必要とする場合もあります。また検査直前には排尿が必要です。
 撮影は撮影用ベッドに寝て行います。方法は腕の静脈から「造影剤」という薬を5~10分間で点滴した後、10分間隔程度(病院により少し異なる)で腹部の撮影を繰り返します。一般的には30分ほど続けた後、最後に立った姿勢でもう1枚同じ部位を撮影し検査を終了します。
希に「造影剤」の副作用として悪心、嘔吐等をまねくことがあります。そのため造影剤の点滴を開始する際に極少量の造影剤を注入しテストした後検査を開始することになっています。ただその様な副作用は極希で安全な検査です。
 DIPと同様な検査として急速静注腎盂造影法Rapid Injection Pyelographyがあります。これは同様の造影剤をより速く注入する検査で、左右の腎臓の機能の差を調べるための検査法です。
 

bottom of page